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二世誕生
「ピー」が巣箱にこもりっぱなしになってかなり経った。寝る前の挨拶にかぶせてある覆いの下からそっと中を覗うのが自分の日課になっていた。ある日、巣箱の中から「ピー」とも「ぽんた」とも違う声が漏れてくるのに気付いた。それは本当にか細くて今にも消え入りそうな、それでいてしっかりと自己主張している声だった。「ヒナが孵った!」あわててカミさんを呼んで来て確認してもらった。

「生まれたみたいね。それで、どうするの?手乗りにするの?」カミさんが自分に聞いてきた。「もちろん手乗りだ!」珍しく即答する自分。「ピー」だって我が家へ迷い込んできたときはずいぶん馴れていた。明らかに手乗りとして飼われていたのだ。それが様々な事情が重なって「ぽんた」をムコさんとして迎えてから「ピー」は自分から「ぽんた」に乗り換えたのだ。

それでも抱卵前は自分にもほんの少しの愛想を使ってくれてはいた。カゴから出しても逃げ出すことも無く手や肩に止まってくれる。しかしどういうわけか自分には変な癖があって飼った小動物・・・それが猫であっても、リスであっても、インコであっても・・・両手で抱きしめて頬ずりをしたくなるのだ。「ピーちゃん、可愛い!ピーちゃん、イイコ、イイコ。」といいながらスリスリする。その結果は悲惨なものだ。抱かれて暴れた「ピー」が目の前にある自分の鼻に攻撃をする!これがまた痛いなんてものじゃない。インコの嘴はするどくとがって内側に曲がっているのでがぶっと刺されてグイッとひねられたら血が噴出す。かくして自分の鼻の頭には血の塊りが消えないのである。

そんなときの「ぽんた」は自分を睨みつけ「ピー」を返せとばかりに騒ぎまくるのである。そんな騒ぎの最中に大体カミさんに気付かれ呆れられる。そんなわけで「ピー」は「ぽんた」に任せるとして二世の誕生に期待をしたのである。

しかしカミさんのやっていることを見て自分にはとてもヒナは育てられないと悟った。大変な時期はすべてカミさんにおまかせとなってしまった。夜中にまで数時間おきに暖めたエサをやっている。まったく人間の赤ちゃんを育てるのと同じ熱意だ。もう少し大きくなったら自分が仕込もう。いうなればまあ美味しいとこ取りだ。

どっこい現実はそうはいかなかった!<続く>
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【 2007/03/23 11:00 】

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